退職届けには気をつけましょう
前の会社を辞めた際、その退職理由は、その後、もらう失業保険の手当に大きく関係してきます。トラブルにならないために、退職に向けて注意することをお話している続きです。
まず、退職届けには気をつけましょう。
これを出す時、書く時は注意しましょう。
自ら、会社を辞めたい時、退職届けを出すのは一般的ですよね。
自分の都合で辞める場合は、退職届けは、通常、出すものでしょう。
ですが、会社から辞めるように言われた人に、退職届けを書かせる会社はおかしいと思われます。
「手続き上、退職届けが必要なので、書いてくれ!」と言い、書かせる会社もあるようです。
書いてくれと言われて、素直に退職届けを書いて提出してしまう人が多いそうですが、これは決してやってはならないことです。
なぜなら、あなたが退職届けを出したら、それでは自己都合退職となってしまうのです。
その後、失業保険の申請をする時に、離職理由でもめた場合、ハローワークの職員が、自己都合退職であったか、会社都合退職であったか、判断すると思います。
そんな時に、退職届けが提出された事実は、労働者の不利となってしまいますから、気をつけて下さい。
一身上の都合で辞めるとき以外、退職届けは書かないようにして下さい。
もし、書かなければならない場合は、退職届けに「会社都合により、退職いたします」と明記しておきましょう。
後々、トラブルにならないためには、退職する前もこうした細かいことに気をつける必要があります。